【前編はこちら】
7.危険なことはやってみて学ぶ
ブランチ作りをみんなでやる日は、3才くらいの男の子も小さなナイフでフルーツを切るお手伝いをしてくれたりと、危ないからやらせないではなく、やってみて学ぶというスタイルです。
他にも園庭には丸太がたくさん置いてあって、それを子ども達がナイフを使って削ったりもできるというのが驚き!
8.余ったご飯はお家の人が持ちかえれる
ドイツは本当にエコな国だなと生活していて思います。
ペットボトルも最初デポジットがとられて、使い終わったボトルを買ったお店に返却するとそのボトル代のお金が返ってくるというシステム。
幼稚園の給食の中で余ったものはビニール袋に小分けにして、入り口に置いておきます。そうするとお迎えに来た保護者の方達が自分の欲しいものを持って帰れるというシステム!
捨てるよりも食べてもらったほうがいいという考えだそう。
私も一度スクランブルエッグをお持ち帰りさせてもらいました 笑
9.子どもを見送らない
日本だとお迎えの際には今日の出来事だったりなんだったりを保護者の方達と話したりといった時間があると思いますが、私の行っている幼稚園はお迎えが来たら、「チュース」で終わりです。
特に親と何か会話があるわけでもなく、挨拶だけしたらすぐに子どもを連れて帰っていきます。ホスピタリティー要素は0に近いですが、その分先生達の負担も少ないなと感じます。
ちなみに先生は16時に園が終わりだと、16時には園の鍵を締めてしまいます。これぞ働き方改革。
残業0。
10.プリンセスは金髪に赤いドレス
日本の子が描くプリンセスと違う!!!!!!
もちろんみんながみんなそうではないけど、日本の子達の絵を見ていると黒髪のイメージな気がしました。ドイツの子が描くプリンセスは金髪にまさかの、赤いドレス😇
こちらの絵は幼稚園の子がくれました^ ^
11.言葉が違ってもだいたい話してることは同じ
実習が始まる前に一度、幼稚園にご挨拶に行きました。その時、子どもたちと同じ机でご飯をいただく機会があり、ご一緒させていただくことに。ただ実際に輪の中に入ってみると子ども達がなにを言っているのかが分からず、話しかけても答えられずにいると、その子はついに私に話しかけるのをやめてしまいました。
今思い返すとあの時の私の反応が良くなかったのだと思っています。
実はその時のショックが割と大きくて、次の週から実習に行くのが怖くなってしまっていました。やばい...言葉が分からないとこうなってしまうんだ。そう思っていました。
言葉が通じなくても心で通いあう
ただ実際に実習が始まってみると、言葉が通じなくても、子ども達は必死に何度も私にメッセージをくれようとしました。
自分を守るために「私はドイツ語が喋れません」という言葉を覚えて言ったけど、それを使った瞬間に子ども達との関係が崩れてしまうと思い、その言葉を使うのを初日にやめました。
そうすると本当はこういうことが言いたいんじゃないかな〜とかこれがやりたいんじゃないかなということが見えてくるようになります。
子ども達にとったらこの人は自分の話をちゃんと聞いてくれているだろうか?ちゃんと見守ってくれているだろうかということの方が大事でした。
もちろん言葉がわかって会話が弾めば、それ以上に関係を深められることは間違いありません。それでも最初は分かろうと努力するその姿勢なくしては何も始まらない、そしてその努力を始めると見えてくることがたくさんあるということに気づきました。
よく観察していると、遊びのパターンやいつも使うワードなどもありました。一回やって楽しかったことは永遠にリピートしたがるし、「見て!(Guck mal/ Schau mal!)」と何度も言います。その点は日本の事どもたちとも一緒です 笑
ついつい言葉に頼りすぎてしまっていた自分にとってはこれが一番の大きな気づきでした。
大事なのは言葉じゃなくて気持ちだ!なんてよく聞きますが、実際にそれを体験できたのは私にとって大きな成長でした。
まとめ
日本の幼児教育は割とおもてなしやホスピタリティー的な要素が多いですが、ドイツでは全くそんなことなく先生たちの負担も少ないように見えます。連絡帳やお便りは全く見ません 笑
また遊びの種類やルールも国によって異なるので毎日新しい発見でいっぱいです!!
もちろん良い悪いではなく、知っているということが大切だなと感じます。
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